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シンポジウムマッチング

2023.03.15

【開催報告】「関西6大学発 農業系研究シーズ/共同研究/ベンチャーの現状と未来 ~食のバリューチェーンから関西農業系イノベーションエコシステム形成を目指して~」を開催しました

2022年12月2日、12月9日、12月23日「関西6大学発 農業系研究シーズ/共同研究/ベンチャーの現状と未来 ~食のバリューチェーンから関西農業系イノベーションエコシステム形成を目指して~」を開催しました。
(主催:関西イノベーションイニシアティブ、京大オリジナル株式会社)

本シンポジウムは、農林水産関連のシーズについて、食のバリューチェーンの流れからアプローチする3日間として開催しました。
各日は「研究シーズ」「共同研究」「関連ベンチャー」というシーズの流れに応じた構成とし、関西における農業系イノベーションエコシステム構築に向けた第一歩となりました。

各日のシンポジウム開催後、参加いただいた企業の方々等から登壇スタートアップ・研究者へのご面談希望を数多く頂戴しており、面談のセッティング・事後フォロー等ご支援させていただいております。
関西の大学発による今後の農業系イノベーションエコシステムの発展にご期待ください。

【プログラム】
1日目:12月2日(金)  「持続可能な生産体制」
・シンポジウム開催趣旨&関西イノベーションイニシアティブ活動紹介
・講演1 「みどりの食料システム戦略 -生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する-」
 農林水産省 大臣官房みどりの食料システム戦略グループ 地球環境対策室 課長補佐(国際班担当)  古田 恭子
・講演2「ガス交換観測による森林の炭素動態の実態解明」
 京都大学 白眉センター 特定助教 坂部 綾香
・講演3「SDGs駆動型都市農業への挑戦」
 大阪公立大学 農学研究科 教授/農学部附属教育研究フィールド フィールド長 横井 修司
・講演4「地域特有の生態系資源を活用した農業の実践~『土着の菌』がもつ地産地消/脱農薬資材としてのポテンシャル~」
 京都大学発ベンチャー/Sunlit Seedlings株式会社 代表取締役 石川 奏太

2日目:12月9日(金) 「持続可能な加工・流通システム」
・当シンポジウム第1回目振り返り
・講演1「機械学習と分光分析を用いた農畜産物の非破壊品質評価」
 神戸大学 大学院 農学研究科 准教授 黒木 信一郎
・講演2「就農者と消費者間での有益な情報収集のためのシステムの構築とその活用」
 近畿大学 工学部 准教授 加島 智子
・講演3「天然氷結晶制御エキスによる農産物生産及び保存技術イノベーション」
 関西大学発ベンチャー/株式会社KUREi(カレイ) CTO 兼 関西大学 化学生命工学部 教授 河原 秀久

3日目:12月23日(金) 「持続可能な調達・消費」
・当シンポジウム第1・2回目振り返り
・講演1「地産地消型エネルギーシステムの構築に向けた基礎研究〜システム工学とデータ応用の視点から」
 京都大学 工学研究科 准教授 薄 良彦
・講演2「食品加工残渣を活用したバイオコークス製造」
 近畿大学 バイオコークス研究所 所長・教授 井田 民男
・講演3「自然栽培と食用昆虫を組み合わせた環境循環型アグリシステムの構築」
 京都府立大学発ベンチャー/未来食研究開発センター株式会社 取締役 兼 京都府立大学 大学院 生命環境科学研究科 准教授 武田 征士

KSIIは自律的かつ持続可能なイノベーション創出基盤の整備を通して、産学融合を推進してまいります。